今回は、前回のPart2に引き続き「シン・ニホン」から学んだことPart3です!
Part2はこちらから
ニックだよ!ブック大先生今回もよろしく!
それじゃ、前回までの復習からはいるかのう。
目次
前回までのあらすじ
Part1〜データ×AIと今後求められる力〜
・時代はものすごいスピードで変化している。(指数関数的)
・AIの進歩には膨大なデータが必須
・全ての産業がデータ×AI化される
・これからは「新しいことをしてそう、未来感がある企業」に企業価値がある
・未来 = 夢 × 技術 × デザイン(技術だけでなく、妄想する力が大切)
Part2〜これまでの日本と日本の未来創造〜
・日本の産業は全分野で他国から遅れている
・日本は「若い才能」「女性の力」「高齢者の力」を無駄にしている
・日本の産業は伸びしろだらけ
・日本はデータサイエンスの分野が圧倒的に弱い
・データ×AIの条件「データ」「処理力」「人材」全て不足している
・データ×AIの第一の波はもう手遅れ、第二,第三の波が勝負(高度経済成長は第二の波から巻き返した)
・日本は妄想力の英才教育を受けている。
日本のデータサイエンスは、今は遅れてるけど第二,三の波で追いつけるんだったね!
そうじゃ。技術を身につけ、妄想力を武器に逆転じゃ!
じゃあ、日本の課題はデータサイエンスの技術力だね!
そうじゃ。そして今回話す内容はこんな感じじゃ。
今回の内容
・「普通ではない人」が強い時代
・人間力の大切さ
・若さは才能(歴史的に見ても若い人が活躍)
・これからの時代を生き抜くために全員が共通して身につけるべき能力
・人間の強み,AIの強み
・人間としてすべきこと
これからの時代、強い人材とは?
これからの時代は「普通ではない人」が強い。
周りと違って浮いている人が強いの?
簡単に言うと「みんなが理想とするレールの上を走らない人」じゃな。
「普通ではない人」とはどんな人かを例と共に見ていこうかのう。
「普通ではない人」とは
今までは、大勢の中で1番になる人が強かった。
(例)
今までは、有名大学に合格して大企業に入社する人が強かった。
今でもこのような「理想のレール」に憧れがある人が多いのではないだろうか。
これからは、やっている人が少ない領域への挑戦や他の人が思いつきもしないことをする人が強い。
「普通ではない人」の育成
《全体での改革》
・学校での厳しい校則の撤廃
・学校での「起立、前ならえ、気をつけ、回れ右」などの撤廃
→これらが「普通」「みんなと同じ」が正しいという枷をつくっている。
僕が好きなアーティストsumikaの歌詞に似ているようなのがあったよ!
前ならえ、横向け、はみ出さないで
世間とのズレばっか気にしています
賛同・共感の深追いすれば
コピペ人間ほらできあがりさ
sumika「ライラ」より引用
知らなかったんじゃが、まさにそれじゃな。
《個人での改革》
自分から何か新しいことを仕掛けることは難しい。
しかし、 誰かが仕掛けた刷新されたことにインスピレーションを受け、動きに加わる人を目指すことはできる。
大勢についていくことが正しいことではない。
「みんなもやってるから」って言葉日本でよく聞くけど、見方によってはこれは日本の悪いところなんだね!
そうじゃな。
全て少数が正しいわけではないが、自分で考え、前のめりに仕掛けるのが必要じゃな。
人間力の大切さ
ただ、他人と違うことをすれば良いわけではない。
「魅力のある人」でなければ、成功はできない。
幼少期から人間力の育成にも、もっと力を入れ、人間力に難がある子供にはより力を入れるべきだ。(強制はダメ)
若さは才能
若くして成功した例
トーマス・エジソン(21歳)
→初特許の取得
グラハム・ベル(29歳)
→電話を発明
アルベルト・アインシュタイン(26歳)
→特殊相対性理論を発表
松下幸之助(23歳)、井植歳男(15歳)
→松下電気器具製作所(松下幸之助は世界の家電王、経営の神様と呼ばれる。井植は三洋電機も創業)
井深大(38歳)、盛田昭夫(25歳)
→のちのソニーを創業
スティーブ・ジョブズ(21歳)、ウォズニアック(25歳)
→Appleを創業
まだ、他にも若くして成功を収めた人はいる。
世の中を刷新するために、若い力は重要。
若さは日を追うごとに失われていく。
若者は自分にとって今の時間がどれだけ大切かを意識する必要がある。
若さがとても強い武器になるってことはわかったけど、どんなスキルを身につければ良いの?
簡単に言うとAI化したとき、すぐに対応できるスキルじゃ。
AI化に向けて必要なスキル
幹となる3つの力
3つは全員が身につけるべき「読み書きそろばん」のAIバージョンとも言える。
・ビジネス力
→課題は何か、それの解決に向けどのようにアプローチするかを考える力。
・データサイエンス力(サイエンス力)
→データを扱うための数学的基礎知識。(統計数理、情報科学系などの知恵)
・データエンジニアリング力(エンジニアリング力)
→データサイエンス力を実装・運用する能力。
Part2でも理系的知識を身につけるって話聞いたけど、AIを作る人以外は関係ないんじゃないの?
AIを使うためにも必須なスキルなんじゃよ。
AIを使う側に回れるかどうか
よく、「AIに仕事を奪われる」という言葉を聞くが、これは的外れである。
AIを使う側に回れるかどうかが重要。
AIを使えない人が仕事を失うということ。
すなわち、AIを使うスキルは必須ということである。
今から3つの力を全て完璧にするなんて大変だ…(T . T)
全て完璧にする必要はないんじゃよ。
3つの力の習熟度
3つ全てでスペシャリストになる必要はない。
何か一つを武器として磨くのが良い。
例えば、サイエンス力が特に優れている人は、エンジニアリング力が優れている人、ビジネス力が優れている人と共にチームとなれば良い。
ただし、重要なのは全員が3つの力を一定レベルは身につけていなければならないということ。
まとめ
全員、母国語,世界語(英語,のちに中国語も加わる可能性大),問題解決能力が必須である。
さらに、これからの時代はこれにAIを使う側になるための3つの能力を追加することが重要。
なるほど、今教えてもらったのを身につければもう今後の時代も怖いものなしなんだね!
そういうわけではないんじゃよ。
AIの普及に伴って、人間は人間ならではの力がより求められるようになるんじゃ。
人間の強み
1.感覚
人は、猫を見たとき、様々な情報からそれが猫であると瞬時に判断する。
色、質感、泣き声、歩き方、大きさ、顔の配置、ヒゲ...etc
そして、例えば4足で歩いていない猫のキャラを見た時も猫と判別でき、ヒゲがない猫がいたとしても判別可能だろう。
しかし、AIはインプットされた情報からしかそれが猫であると判別できない。
2.人それぞれの知覚
10人いて、その10人が同じものを見たとしても、捉え方は10通りになり全く同じということはない。
これは、人それぞれ経験に基づいて知覚するからである。
(例)
同じピカソの絵をある3人が見たとする。
芸術評論家
「さすが、今までになかった、天才画家ピカソだ。キュビズムを生み出したというのは本当に素晴らしい。この絵も今までは遠近法が基本とされていたが…(5分後)…この形も素晴らしい!顔といえば、誰もが似たような輪郭を今がする中、このピカソはこんな図形的な形で...(割愛)」
中学校美術部女子
「落書きのようであって落書きではない素晴らしさがあります。全て計算し尽くされた色使いで、ピカソの世界に引き込まれます。」
男子中学生
「俺にもかけそうじゃね?笑笑
てか、お前ピカソのフルネーム言える?笑笑」
これは今までの経験で積み上げてきたものによる差である。
経験の上に成り立つものが知覚である。
3.複雑な思考
0からイメージしてそれを具現化(創造)する、複数の経験から言語化する、など複雑な思考を要するものはAIではまだ実現できない。
4.人間力
人間力はAIには備わっていない。
例えば、完成した製品を導入してもらうためには、伝え方、説明の方法を相手によって工夫することで円滑にビジネスが進む。
表情や声のトーン、文脈から総合して相手の気持ちを汲み取ることもAIにはまだできない。
5.問題解決能力
問題を見極め、意志を持って決定することができるのは人間の強みである。
AIが勝手に問題を見つけ、経験していないことを解決することはできない。
人間の強みはたくさんあるんだね!
そうじゃな。そこを鍛えるのが重要じゃな。
AIの強み
1.記憶力
人間は覚えたことを時間と共に忘れていくが、AIは絶対に忘れない。
2.分野を絞ったときの能力
分野を絞ったとき、スピードや精度では人間を遥かに超える能力を発揮する。
ただし、複数の思考を同時進行することはほとんどできない。
AIは人間の力を補ってくれる強い味方って考えるのが良さそうだね!
そういうことじゃ。
最後に人間の強みを強化するために意識することを考えてみようかのう。
「気づき」が重要
今まで、勉強は暗記した人が勝ち、計算が速い人が勝ちというようなイメージがあった。
しかし、そのまま社会にでても、暗記ではAIに勝てないため今後鍛える能力は変わってくる。
ぶつかった事象に対して、今までの経験と結びつけたりして自分独自の感覚と照らし合わせ、「気づく」ことが大切になる。
気づく人が成長する時代になるんだね!
そういうことじゃな。
以上をPart3とします!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
Part4はこちらです!